御利益(ごりやく)を求めて

ちょこっとコーヒーブレイク

先日、福岡で行われたプロフェッショナルFP研修に参加した帰り、御利益(ごりやく)を求めて、太宰府天満宮まで足を伸ばしました。

パワースポット

神社などがパワースポットと呼ばれる所以(ゆえん)は、

神仏が祀られ、歴史的、地形的なことはもとより、神社に見られる樹齢何百年という大木や大きな岩、自然物に宿る精霊など目に見えない何かしら神秘的な力を感じるからだと思います。

太宰府天満宮にもありました。大木がどっしりと根を張り、樹齢の長さを感じる幹の太さ、枝を大きく広げ、緑を湛えたその姿にまず感動しました。

大きなくすの木が出迎えてくれます。

天開稲荷神社

太宰府天満宮は、学問の神様で有名ですが、その奥を更に行くと、天開稲荷神社があります。

御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で、生命の根源である食べ物、とくに稲の生長を守護する神様なのだそうです。五穀豊穣・商工業の発展、また人々に開運と幸福をもたらす神として広く信仰されているということです。

そこで、豊かな人生祈願のために、行くことにしました。

太宰府天満宮の本殿にはたくさん訪れていた人も、ここに来ると人影がありません。太宰府天満宮が有名すぎて、この神社は知られていないということらしいのです。周りはひっそりして、聞こえるのは蝉の大合唱と鳥の声。

涼しげな木陰の中を朱色の鳥居の中をくぐっていくと、別世界に誘われていくような、いかにもご利益がありそうで、神秘的な気持ちになります。

急な階段をいく段も登りやっと辿り着いた先に天開稲荷大明神のいるお社があり、そこでお参りしました。

事前に調べたら、12干支の鈴がぶら下がっているということでしたが、私が行った際にはありませんでした。そういう様式ではなくなったのか?

お社の写真は神に失礼かと思い撮っていません(笑)。

天開稲荷神社の左横に、鳥居があり、更に数段鳥居を登っていくと、奥の院という石で囲まれた大人1人ではいっぱいになる穴があります。その中にもお社(ヤシロ)があります。

そこは、こじんまりとしていて、神様に一番近い感じがしました。話によると、天満宮の敷地内で随一、願い事が叶うパワースポットとして有名らしいです。

この岩の中に一人入ると、神と対峙しているようで、不思議と私利私欲よりも、世界平和、このコロナ禍の災いを早く終息してくれるよう祈る気持ちなるほど、とても心が浄化され、神聖な気持ちになりました。それほど尊い感じがするのです。

心が浄化された後は、胃袋を美味しいもので満たしたい!

さいふうどん

ということで、「さいふうどん」と言う名のうどん屋さんでうどんと新鮮なアスパラの天ぷらを頂きました。「さいふ」とは「宰府」のことらしいです。

美味しい!!あっさりスープ出汁につるつる麺。

福岡はうどんも有名なんですね。香川県で食べたうどんとは違い、柔らかめでした。

さいふうどん 木村製麺所
太宰府 ランチ うどん さいふうどん 木村製麺所

FPプロフェッショナル講座に参加するために訪れた福岡でしたが、その帰りに立ち寄ったちょっとの小旅行でも、楽しい気持ちになりました。

当たり前のように旅行できていたことが、コロナ禍でこの2、3年は、当たり前にできなくなってしまった世の中。

自由に旅をすることの楽しさ、旅する先の空気や美味しいものに触れるという幸せを感じました。

旅先の景色を楽しみ、美味しいものを食べ、美味しいお土産を買う。これこそ、パワーの源、全てが御利益なのかもしれません。

〈買ったお土産〉……全てが御利益(ごりやく)

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