2020年(令和2年)3月に国家公務員を早期退職してもうすぐ1年
退職して良かった!\(^^)/
ほんと、しみじと思います。
身も心もボロボロになる前に
国家公務員になるために勉強して、大学卒業後、晴れて公務員になり、生きがい、誇りのある仕事として働いてきました。あたりまえのことをやっていただけですが、感謝されるととても嬉しいものでした。
女性管理職が少ない時代、管理職になり、女性管理職としての期待を持たれることも嬉しいことでした。部下を指導し育てるというやりがいもプラスされ、ずっと頑張って来ました。
でも、次第に、コスト面から職場から人員が減らされるようになったのは、派遣社員という制度ができた頃でしょうか。その反面、少ない人数の中で育児休暇取得や介護休暇取得、働き方改革の推進による超過勤務削減などの制度の充実化が目標達成としてかかげられ、管理職としての責務に重くのしかかっていました。
加えて、2016年(平成28年)頃、上司から陰湿ないじめ。その上司が異動してほっとしたら、2018年(平成30年)に自分が異動した先で、部下から無視されるなどのモラハラ。ほんとに最悪ですよね。
上からはやれ部下の残業を減らせ、休暇取得数値を達成せよとの圧力に、やる気のない部下職員に仕事を押し付けられるという具合で、1人で2〜3人分くらい働いて、休日も休まらず、サンドバック状態で身も心もボロボロになる寸前でした。
このまま定年まで働いたら、60歳になってから好きなことをしようにも、気力、体力は果たして残っているのだろうか…… 毎日8時間、自分の命を削ってまでこんなところで働くのはもう嫌だ! 自由になりたい!と思いました。
そう思ったとき、気力、体力があるうちに早く辞めよう。
そう決意したのが、2019年(令和元年)6月頃でした。
自由な時間がある幸せ
働いていた頃は、勤務時間8時間と通勤時間往復1時間、合計9時間を、日々、限りある自分の人生の時間から削っていたのですね。それが、今、自分のために自由に使えるという幸せ。
本を読んだり、趣味の時間もたくさん。気が向いたらぶらっと散歩。
銀行や役所に行くのも、仕事の合間じゃなくて、いつでも行ける。買い物も、空いている平日の時間帯にゆっくり回って、混み合う前にレストランやカフェでゆったりと食事を済ませる喜び。
映画も空いている平日の時間帯にゆったり観るのって最高ですね。映画をこんなに楽しく観たのは大学時代以来です。
コロナが収束すれば、年休とか気兼ねなく、好きな時に旅行も行けるんだなーと、収束が待ち遠しいです。
精神的なゆとり大
それから、精神的なゆとりが一番大きいですね。
時間に追われることもなく、ゆとりある朝食、昼食時間、身内や親しい人との時間が持てることは最高です。真夏の暑い日、鬱陶しい雨の日や、寒い日も家でリラックスです。
働いているときは、休息も週休2日では足りないくらいでした。
夏季休暇は部下職員が優先で、好きな期間、取ったことがなかったし、年休も思うよに取れなかったですね。緊急の電話で休暇返上もたびたび。休んだ気がしませんでした。家に帰っても、仕事上、ミスがなかったか心配で眠れないこともあったり、特に人間関係で悩んでいた当時は、心労で年齢より老けていた気がします。
自由な時間があれば何だってできる!
今、公務員を辞めて思うのは、時間こそ大切な資源なんだって思います。
辞めようと思ったきっかけが、上司からのノルマ達成の圧力や、合わない人間関係で疲弊していたことではありますが、8時間縛られて、上がらない給料の中、生活のためにやりがいのない場所で働くのは、限りある時間をとても無駄にしていた気がします。
8時間、労働で縛られていたら、デスクワークしかできません。しかも、公務員は、副業さえもできません。
確かに、労働して給料をもらうほうが、お金を稼ぐのに容易い。起業してお金を稼ぐのはそう簡単ではないとは思います。
でも、自分の時間を自由に使えるなら、好きなこと、得意なこと、いろんなことに挑戦して、何だってできる。
最近すごくそう思うのです。
根拠があるわけではありませんが、自由な時間と精神的なゆとりがあるからでしょうか、不思議と自信が湧きます。
辞めて良かった!
2020年(令和2年)3月に退職してまだ一年もたっていないのに、だいぶたったような気がします。そして、まだ1年もたっていないのかと思いながら、自由な時間と精神的ゆとりを手にし、辞めて本当に良かったーと思うのです。
今は、早期退職を決意させてくれた当時の職場環境に感謝しかありません。
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