早期退職した話・その後続〜お金を守る力

早期退職した話

早期退職して自由は得たが、気になるのはもちろん老後のお金のこと。楽しみながらお金を守り、増やすにはどうしたらいいか……自分なりに考え、行動し、またしていることをお話しします。

お金を増やしたい!が原動力

退職後、自由を手にした数か月は、自由を謳歌し楽しく暮らしていました。

しかし、給与がもらえなくなって、出て行く一方のお金。いくら無駄遣いせずに、予定内の支出であっても、2、3か月経過した頃から、通帳から数字が目減りしていくのを見るのは精神的にいいものではありませんでしたね。

それだからといって、せっかく手にした楽しい自由な第2の人生なのに、無理な節約だけの息苦しい生活なんて、正直辛い。

インデックス投資を2019年ごろからコツコツと始めてはいましたが、それは、個人年金にプラスするために始めた投資で、現在のキャッシュフローにおいては、お金を増やすという投資方法ではありません。

銀行に預けても価値は目減りするお金。お金はいくらあってもあったほうがいい。もっとお金を増やす方法はないものだろうか。

そうして、いろいろ調べているうちに出会った動画がYouTube動画の両学長リベラルアーツ大学でした。

この動画は目から鱗でした。今までなかった金融リテラシーを高めることができます。

動画の中で特に強調している、お金持ちになるために大切な5つの力、①貯める力、②稼ぐ力、③増やす力、④守る力、⑤使う力を磨くこと。

以降、この5つの力を意識するようになりました。

守る力

お金持ちになるために大切な5つの力を磨くことが大切。ということで、自分に足りないのは、まず、③増やす力④守る力ではないかと思いました。

「増やす力」は、インデックス投資を2019年から始めたばかりの初心者。

特に、「守る力」では、一番大切な、税金の知識は全くと言っていいほど皆無だったからです。

公務員時代、税金は、給与から取られっぱなし。サラリーマンは有無を言わさず給与から引かれるので、税金のことなんて知らないし、知ろうともしない方が多いのではないでしょうか。私も、実際、興味があるのは給与明細にある手取りの数字。そして、当然に引かれる控除金額の多さにため息つくくらいでした。

社会保険料の知識も全くなく、将来の年金くらいにしか考えていません。公務員として働いている頃は、こんな感じで、金融リテラシーのない私でした。

国民健康保険料や住民税は、前年の報酬額を基準に定めるため、退職後1年間は、無収入でも、高額であること。確定申告をすれば、還付金がをもらえることを、退職前に、勉強しましたが、これこそが「守る力」なのです。

これらの知識が「守る力」だと知ったのは、退職後半年経ってからでした。

もし、その知識がなければ、還付金をもらえなかっただろうし、住民税や、社会保険料を高く支払っていたかもしれないと思うと、資産を守れるか守れないか、大きく差がつくのです。

FP3級資格挑戦!

守る力の大切さを痛感した頃、両学長のリベラルアーツ大学で、「本気でお金持ちになりたいなら簿記とFPを学ぶべき5つの理由」という動画に出会いました。

経済的自由を目指し、お金の苦労をしたくないのなら、金融知識を高めること。それが、もっとも効率に学べるのが、簿記3級とFP3級資格取得であると力説しています。 

実際、特に、FP資格は、6つの知識を学ぶことができます。

公的な社会保険などの知識が学べる①「ライフプランニングと資金計画、これは、公的年金をはじめとして、いろいろな社会補償を知り、また、資金計画や老後設計方法を学べます。

生命保険や火災保険などの知識が学べる②「リスク管理」は、ぼったくり保険を見分けたり、不必要な保険に入らずに済みます。

投資信託、株とか債権などの金融商品の知識が学べる金融資産運用」は、金融の基礎的な知識が身に付き、ぼったくり投資信託や株に騙されない力がつきます。

税金について学べる④「タックスプランニング」は、賢く節税できます。

不動産の売買、税金など、不動産の有効活用について学べる⑤「不動産」も節税対策に有効です。

相続税や贈与税について学べる⑥「相続・事業承継」も、相続や贈与の場面で節税対策に強くなります。

金融知識のない自分にとって、これだけの知識が総合的に学べるとなれば、税金に詳しくなり、財産を守り、老後設計に活かせる、資産運用の基礎知識が身に付くし、鬼に金棒。

単純明快、FP3級資格に挑戦する気になりました(笑)。

守る力は最強!

2020年10月からFP3級資格取得を目指して勉強を開始し、2021年1月に受験し、その日で自己採点した結果、6割で合格点のところを9割取得。3月に無事合格しました。

その勉強の効果は、すぐに実践で発揮されました。

2月から始まる所得税の確定申告をし、なんと、還付金約15万円を確保。それだけではありません、両親から住宅リフォームのために贈与を受けたお金についても、税理士に頼まず、自分で申告し、贈与税を支払わずに済みました。 

FPの資格を取って良かった。資産を「守る力」は最強!って思いました。

次回は、増やす力とFP資格についてお話しいたします。

コメント

  1. 黄金期 より:

    ゆさっぽさん おはようございます。

    この記事を楽しみに待っていました。読んで約1年半前を思いだし、最後まで一気に読み。
    FP3級を受験し私もゆさっぽさんと同じ、約9割が正解でした。が、時間は費やしました。

    PFの講習はテキストを講師がただ読むだけ ”ここはテストにでますよ!マーカーつけて”、分からないところは後で質問票に記載し提出、かつスマホは使用禁止の講習。

    暗記力が全然ない私には最悪の進め方。

    そこで、テキストを読みながら、分からないところはネットで調べ、自分のマニアルを作成しました。このマニアル作りに時間がかかったのです。

    この苦労で文書を読む力がつき、不動産登記を自分で行い無事完了し、苦労が報われたので、マニアル作りは無駄ではなかったです(国が発行している文書は読解力が必要なので、始めに、ユーチューブ等で知識をつけてからの方が読んだ方が無難だな → 読解力は若干ついただけかも)。

    ゆさっぽさんの言われている通り、税金・社会保険(広義)制度を理解しているかどうか手元に残るお金が違ってくると、確定申告の還付金・健康保険の被扶養者認定で実感してます。

    次回の記事も楽しみにしています。

    • コメントありがとうございます!
      不動産登記をご自分で行うなんて、黄金期さん凄いですね。
      FP資格試験に向けた努力が生かされたのですね。
      FP資格で開業できるか別として、勉強して良かった点がいっぱい。共感してくださってとても嬉しいです。
      次回も読んでいただけると嬉しいです。^^

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