定年まで働かずに、豊かな第2の人生を目指して57歳で公務員を退職した私。
退年金がもらえる65歳まで無駄遣いをしなければ、年金が貰える日まで退職金と今まで貯蓄した預金でなんとか暮らせる……と試算していました。
国民年金額に驚愕!
83歳と86歳になる高齢の両親の、2021年度分の年金額を見て、愕然。_| ̄|○ガーン
当初、2か月で手取り12万円ほどあった国民年金は、後期高齢者医療保険と介護保険料が差し引かれ、父は10万円とちょっと、母は、10万円を割り込み、98、000円でした。
月額にすると、夫婦2人で約10万円弱。
両親は、私が生前贈与してもらった実家の土地、建物に一緒に住んでいるので、家賃は出ませんが、もし、持ち家じゃなかったら、家賃、光熱費などが引かれ、残ったお金でどうやって生活していけばいいのでしょうかね……。
会社員だった場合は、ある程度の厚生年金がカバーしてくれていたかもしれませんが、もともと両親は、自営業だったので、年金は、国民年金のみ。自衛として、郵便貯金の自分年金をしていたおかげで、かろうじて夫婦2人で国民年金と合わせて毎月25万円入ってくるので、安心して暮らせていますが、国民年金だけだったら……と思うと、恐怖でしかありませんね。
国民年金だけの方は、80歳になっても、生活のために働かないと安心して生きていけない金額です。
年金は当てにしないほうがいい!?
自分が、8年後の65歳にもらえる年金額の手取りはいったいいくらなのか。
年金は当てにできないと巷では言われていましたが、自分は、国民年金と厚生年金の二つもらえるからと、少しは呑気な気持ちでいました。
でも、両親の年金額を見て、当てにできないのは、現実なんだと確実に思いました。
現在、コロナ対策でたくさんの税金が使われ、さらに、若者が減っている状況の中、人生100年時代だとうまい言葉に乗せられ、年金支給年齢が65歳から70歳、75歳と延長させられ、ずっと働き続けることになる日も近いかもしれません。
そうなってからでは、遅い!
自助努力しかないのですね。
準備していること。
自分年金として、将来に備えて、2年前からインデックス投資を始めています。
投資というと、当初は、怖いというイメージがありました。でも、対象について知識がないから怖いと思っているだけで、きちんと学ばないうちに判断するのはよくないと思い、投資の本を読んで学びました。
たくさんの本が売られていますが、やはり、投資の先駆けはアメリカ。だから、基本を学ぶなら米国発の名著を読んだほうがいいと思いました。
インデックス投資の意味は、名著や他サイトの説明にお譲りするとして、結論から言うと、長期で積み立てるインデックス投資では、平均して、4パーセントの利益がつき、アクティブファンドに比較してリスクは少ないことを知りました。
預金と違い、元本が目減りする不安は当然ありました。
でも、預金だって、利息が下り、物価が上がれば、数字上は減りませんが、お金の価値は下がっており、価値が目減りしていることには変わりません。
20年以上前、預金していれば4パーセントの利息を生んでいた100万円は、今では、1パーセントの利息も生まない価値だということです。
それなら、銀行に預けるよりは、インデックス投資の方がいいのではないかと判断しました。
インデックス投資は、毎月コツコツと積み立て預金をしている感覚で、購入していきます。一括で投資するアクディブ投資とは異なり、株が下がったとき、上がったときに満遍なく購入し、ドルコスト平均法により、株価は平均化され、プラスの利益が得られるというのです。
ここで、注意なのは、手数料が小さいインデックスを購入することです。手数料が高いインデックスもあるので、きちんと見極める必要があります。
インデックス投資試算
2年前から、毎月6万円積み立てています。それを、4パーセントの利益で運用していくと、積み立て開始から年金がもらえる10年後の65歳ではいくらになっているか試算してみました。
計算式は、年額を利率○パーセントで何年運用した場合、いくらになるかという計算になります。
まず、その算出には、年金終価係数が必要になります。
計算式は、年金終価係数=(1+年利率)**年数−1/年利率(**年数の部分は乗数という意味で2年運用なら2となる)
(1+4%)**10−1/4%=12.006(年金終価係数)
毎年積み立てる金額に上記算出した係数を掛けます。
毎年、(6万円×12=720、000)を10年間積み立てた場合、720,0000×12.006=8、644,320円となります。
銀行の金利0、01%だと7,202,880円となり、その差は1,441、440円となります。
インデックス投資を同じ条件で20年続けたら、もっと福利が効いて、積立額は21,440,160円になります。
お金の知識の大切さ
将来の年金などの不安から、投資について勉強したことで、思ったのは、賢く豊かに生きるには、お金の知識はとっても大切なんだということです。
お金の知識があるのとないとでは、大きな差がつくのですから。
投資だったら、蓄財に大きな差がつくし、保険では支払わなくてもいいお金を払ってしまったり、税金だったら、お金を守る力に差がつきます。
行政に申請してもらえるお金も、その知識がないともらえないことも多々あります。
自分を助けるのは、自分のみ。
長生きするにも、安心してはいられません。
これからもっともっと、将来、豊かに暮らしていくために勉強したいと思っています。
この本もおすすめです。
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