映画「騙し絵の牙」に騙されたのかも!?

本・映画・ドラマ感想

 何が言いたいのか…… 観た方と感想を言い合いたい!

 ネタバレにならないように気をつけます!

騙されたのか!

 散りばめられた出演者たちの騙し合い。

 最後に待っていたのは…… ◯◯◯◯◯◯ 本当に騙されたのは〇〇ですよね。どんでん返しのラストってあれのことですよね……って誰かと話したい!

 これは観た方にしかわかりません。この疑問。どこで、誰が、誰を騙しているのかを。

 こういう映画の感想をネタバレしないように書くのってなかなか難しいですが、気をつけながら書いています。

「最高に爽快な逆転連発エンターテインメント開幕!」とのタイトル下の副題。そのとおりの映画です。

 ただ、騙されたとだけは言っておいても大丈夫でしょうか。

濃い俳優陣

 大泉洋さんは、好きな俳優で、3枚目のようで2枚目で、そんな感じが好きですね。その大泉洋さんが出演される映画で、内容も面白そうなので、期待をもって観ました。

 俳優陣の顔ぶれは濃く、登場するだけで、すぐに何かありそうと思ってしまいましたね。キャラクターも、ものすごいほどクセがあるので、濃い俳優陣がクセのあるキャラクターを演じるのですから、クセキャラクターが何倍にもなって返ってきます(笑)。

 見所も盛りだくさんでした。女優の松岡茉優さん、演技がとても光っていましたね。

 ほろりとする場面もあるし、もちろん、笑いもあります。

出版社の仕事

 出版業界の裏はこういうことになっているんですね。

 デジタル化のせいでペーパーが売れなくなって、有名な雑誌が休刊や廃刊に追い込まれる現実をリアルに描いています。広告主とせめぎ合いながら読者が求めているものをいかに出すか。

 出版業界の苦労や、いいものを世に出すために、編集者や作家がそれぞれの力を最大限に出して戦っている姿を体験させていただきました。

 知らない世界を知るというのは本当に面白いです。

 主人公目線になってその世界を知ることができるのは、本や映像の楽しいところです。

小さな書店の懐かしさ

 女優の松岡茉優さんが演じる編集者は、お父さんが小さな書店を経営しているという設定。

 小学生の頃、近所にあった小さな本屋さんを思い出したました。その本屋さんに、よく、小学〇年生の雑誌を買いに行きましたね。でも、数冊しか置いていないので、買いそびれるとすぐに売り切れてしまうんです。

 注文すると1月かかることはザラでした。でも、ご近所さんだから、取り置きしてもらったり、そういう融通は効いていましたね。

 今は、家にいながらにしてポチればアマゾンからすぐに本が手に入る時代。ほんとに便利になりましたよね。でもそのせいで、小さな本屋さんが潰れていきましたね。

 松岡茉優さん演じる編集者のお父さんが経営している本屋は、昔ながらのとても温かみのある書店で、とても懐かしく感じました。

観てみないとわからない。それが醍醐味。

 出版業界を中心にした映画でしたが、本、雑誌、映画…… メディアは、私たちにいいものを届けるために、たくさんの人が制作に関わり、支えているんだなって改めて思いました。

 特に、映画は大勢の制作スタッフ、高額な制作費がかかります。それなのに、予告編を見たら、次から次へと映画が制作されるのには驚きます。

 いったい、人間の創作意欲はどこから来るのだろう。お金儲けしたいだけで、次から次へとこんなにもたくさん作れるものだろうか。

 予告編を観ると、また、映画を観たいと思うほど、予告編だけでも凄いですね。

 以前は、レンタルビデオでしか観なくなっていた映画も、最近は、映画館で観たいなと思うようになりました。いいものにはお金を払って観てあげたいなと思う今日この頃です。

 でも、いいか、悪いかは、観てみないとわからない。

 それがまた、映画の醍醐味ですかね。

 この映画「騙し絵の牙」も、表題のとおり、騙されたと思って観るともっと面白いかもしれません^ ^

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