株価上昇……後が怖い!?

お金の話

 2020年3月18日には16,358円まで暴落した日経平均株価だったものが、1月8日には実に30年ぶりの終値28,000円を突破

 インデックス投資、外国ETFと国内単元未満株の高配当株投資をしていますが、2021年2月5日現在、インデックスが投資額の約17パーセントの利益。国内株投資が3.46パーセントの利益。外国ETFは、0.98パーセントとウハウハ状態。

 でも、この株価上昇は、現状の経済状況が反映されておらず、バブルで、いつか暴落するのではと噂されています(;゚Д゚艸)

 だから、今素直に喜べない心境なのです。

株価と実体経済とは無関係か?

 「株式市場と実体経済はほぼ無関係で、連動する理由はない」という方もおられます。だから、株価上昇しても怖がる必要はないということです。

 確かに、今は悪い経済状況でも、将来への明るい見通しに期待して、ある銘柄などに株投資をすることもありえます。それが、株価が上昇し、実体経済と乖離することになるらしいのです。

 でも、実際に右肩上がりの利益を出している会社に投資をする場合もあり、それがますます株価を押し上げることもあります。だから、そういう点においては、実体経済と全く無関係とは言い切れないと思っています。

この株価上昇の原因は?

 現在、コロナ禍で世界経済は停滞しているはずです。

 なのに、株価だけは好調。

 きっとお金持ちが爆買いしているのかな〜と思いきや、

 日本銀行の黒田東彦総裁は27日の参院予算委員会で、現在の株価水準から試算した保有ETF(上場投資信託)の含み益が12兆-13兆円であることを明らかにした(白真勲氏(立憲民主)への答弁)のを知り、

 日本銀行が株を爆買いしているからかも……と思ってしまいました。

 含み益が12兆から13兆と知って、国家予算くらいの額に、何故か「酷いっ!」て思ったのは私だけでしょうか。

 なけなしのお金を少しずつ投資している者を差し置いて、いったいいくら投資したらそんなに儲けられるのか。おかげで、株価が上がって、一般人が手が出せないくらいに高値になっているというのに、日銀は大きな資金力で「兆」という規模で利益を出していたかと思うと、悔しいって気分です。

 日銀は経済市場を調整するために国債を買ったり、売ったりすします。このETF購入も、日本経済を支えるための一環だとは思います。

 でも、その影響で、一般人が手が届かないほどに株価を上げてしまっていては、一般市民が資産形成のために気軽に投資できる機会を奪ってしまうことにもなります。

 はたしてこれで経済市場を調整していると言えるのだろうか。

 甚だ疑問です。

日本銀行の動向注視

 コロナが収束した後、株バブルが崩壊するか、株価が暴落するかは日銀がETFをとのように処分するかにも大きくかかっています。

 経済市場調整役の日銀が、まさか、経済を混乱に陥れることはしないと信じていますが……

 日本銀行がマイナス金利政策を取っているために、普通銀行が金利を下げざるを得ない状況になっているわけですが、この政策を辞めてくれさえすれば、銀行の預金金利が上がって、一般市民は投資というリスクを取らずに、普通に預金でお金を増やせます。そうすれば、安心して物を買ったり食べたりともっと経済は潤うような気がするのですが……

 浅はかな考えでしょうか。お役人の考えることは難しくてわかりません。

 日本銀行の今後の動向に注目したいですね。

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