「辞めるか、辞めずに働き続けるか」
結局、自分にとって、一番後悔しない選択をするということなんです。
人生何が起こるかわからない
「後悔先に立たず」ということわざがありますが、何かしてしまった後で悔やんでも、もうすでに取り返しがつかないこと、したがって、後で悔やまないように、事前に熟考すべきであるという意味です。
でも、どんなによく考えても、どれが一番いい選択なのか、後悔しないのか、なかなか選べないのが人生。
なぜなら、未来のことは、誰もかわからないからです。
だから、あのとき、辞めなければ……と後で後悔するのではないかと思うと、辞める気持ちがぐらついてしまうものです。
実際、私も、退職を決意するまでいろいろ悩みました。
後悔しない選択とは
自分にとって一番後悔しない選択をすべきだと言われても、それが前もってわかれば、悩まないよ! ですよね。未来がわかれば、もちろん、楽々選択できます。
後悔しない選択をするにはどうしたらいいか?
某テレビ局の「ワルイコあつまれ」という番組をご存じでしょうか?
その中に、さまざまな分野で活躍している名のあるゲストに、子供記者がいろいろ質問するコーナーがあります。
プロゲーマーの「ときど」さんが出演している回を見たのですが、ときどさんの言葉にヒントがありました。
ときどさんは、東京大学で理学を専攻し、東京大学大学院で工学の研究をしていました。他人から見たら、将来、最高の安定した人生が見込まれています。それなのに、それを全部捨ててプロゲーマーの道へと進んだのです。
もちろん、ご本人にしたら、まさに、研究の道を進むのか、プロゲーマーの道へと進むのかという選択の場面に立たされ、どちらを選ぶか悩んだらしいのです。
結果、ときどさんの出した答えはプロゲーマーだったというわけです。
そこでは、今このままいけば、研究者となって、いい職について高い給料をもらって結婚して家庭を持ってる……その未来を捨てるのと、プロゲーマーにならなかった自分、どちらが後悔するかと考えた時、好きなプロゲーマーにならなかったことが一番後悔すると考えたそうです。
また、東京医科歯科大学の名誉教授である父親も、研究は誰でもできるが、プロゲーマーは君にしかできないと背中を押してくれたそうです。
後悔が多いのは
「後悔は、やってする後悔よりも、やらない後悔の方が大きい」ということを聞いたことがあります。やって、たとえ失敗したとしても、やった後悔よりも、やらなかった後悔の方が大きいというのです。
なのに、人間は、どうしても安定した道を選ぶようになっているのは、脳科学的に、脳は保守的で、自分の安全を守る方へと働くようになっているらしいです。
私も、早期退職するかどうか悩んだ時、働き続けて定年を迎える自分と、早期退職して楽しいことをいろいろやる自分をイメージしたとき、「今、辞めなければ後悔する」と思ったことが、自分の背中を大きく押してくれました。
まとめ
何か、選択に迷ったとき、最後に必要なのは、やりたいことをやる勇気なのだと思います。
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