7月3日から新札へと切り替わります。それが、経済にどう影響するのでしょうか。
新札への切り替えは偽造防止だけが理由か
日本のお札発行には、高度な技術が使われていているそうです。
透かすと絵が浮き出たり、文字が隠れていたり。偽造が難しいと思うのですが、なぜ、また新札に切り替えないといけなかったのでしょうか。
未だかつて、偽札を見たことはないし、お金の偽造で逮捕されたっていうニュースを耳にしたことさえないから、現在のお札でも十分ではないかと思うのです。
新札発行の理由として考えられること
私は、どちらかというと、以下のように経済的理由ではないかと思っています。
1 新札に対応するATM機、自動販売機の製造により関連企業が儲かる。
2 タンス預金から旧札を吐き出させ、経済を回す。
3 為替レートの調整
円高移行へのサイン
円の供給よりも需要が高まれば、円の相場は上昇する。
以下のグラフを見てもわかるように、キャッシュレス決済の普及などで、紙幣の発行枚数は減少の一途を辿っています。新札発行でさらに、供給量は減るとのこと。
確かに、現在、旧札は使えるので、流通している円の量は変わりませんが、流通していくうちに、旧札は淘汰されていくわけです。そして、キャッシュレス決済の普及によって、紙幣が流通しなくなると、市場に流通する紙幣は減少することになります。
しかし、紙幣の需要は依然としてあるので、流通量が減ると、紙幣への需要が高まり、これから円高になっていくのではないかと思うのです。
まとめ
円安が続く現在、ドル建て預金をする人が増えているということを耳にします。
しかし、外貨を預け入れる際と引き出す際には、為替手数料が発生します。為替レートで儲かるのはかなりの難技なのです。
それなのに、いつ、円高になるのか、誰もわかりません。急激に円高になって、ドルの価値が下がることもあります。
だから、円安だからドル建てがいいという銀行の勧めにのって、ドル建て預金に即決移行するのは控えた方がいいと思っています。
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