「転職の魔王様」(フジテレビ)から、また、仕事について考えてみました。
就職、転職する基準は何ですか?
第二回の放送も考えさせられる内容だったと思います。
このドラマは、毎回、転職を希望するクライアントの生き方、考え方がテーマになっています。
第二回目は、付き合っている男性がいて、給料もそこそこ貰えればそれでいい。キャリアとか考えたこともなく、派遣社員のまま、結婚を夢見て、歳を重ねていた女性のお話しでした。
その女性は、周りの同じ派遣社員が、正社員になるために転職活動をしている中、自分は、何も考えていないことに気づいて愕然とするんです。そして、仕事中、正社員からバカにされて、ムカついて、その女性も転職活動を始めます。その女性を仮にAさんとして、そのAさんを転職エージェント成田陵演じる通称「魔王様」が担当するわけです。
誰かに依存せず、自分の人生は自分だけのもの
そんな矢先、Aさんは、恋人に別れを告げられ、絶望を味わって、将来に不安を持ち、やっと自分の人生について考えることになったわけです。
多分、結婚を保険にしていたのでしょう。300万円の収入でも結婚すればやっていけると恋人の収入を当てにしていたようです。恋人に依存していたんですね。
依存は女性に限ったことではありません。子供が親に、また、その逆。兄弟姉妹……といろんな依存関係があります。
ひとりでは何もできない子供は、親に依存するのは当然ですが、自立できる大人になっても依存関係が深くて、長いと、依存相手がいなくなった時、非情な現実が待っています。
自分の人生は、自分だけのもの。誰かに依存して、その誰かに責任を取ってもらうのではない。自分で責任を持つのが当たり前なのですが、依存関係は、人の目を曇らせ、堕落させる。
怖いですね。
好きなこと、できることを仕事に!
ドラマに話を戻すと、Aさんが転職先として出した条件は、職種は何でもいいから、年収が高い会社。
何でもいいんですか?
魔王様が怪訝な顔でAさんを見つめます。
好きなこと。
楽しいこと。
これがやりたい!を仕事にすれば、その原動力で、どんな辛いことも乗り越えて行けると思うんです。
給料がもらえるってだけでは、モチベーションは長くは続かないと思います。
そもそも、好きな仕事じゃないから、イヤなこと、辛いことがあると、モチベーションは下がります。
モチベーションが下がると、コストパフォーマンスも下がる。コストパフォーマンスが下がると、評価が下がる。だから、昇進しない、給料は上がらない。それでまたモチベーションが下がる。悪い無限ループにハマりまってしまいますね。
ドラマでは、Aさんの好きなことで、できることを発見した魔王様が、Aさんにとってやりがいのある転職先を見つけました。
年収は、派遣の時と同じ300万円。でも、Aさんは、やりがいがある会社で、好きなことで、実力を発揮して、いずれは、その年収を超える日が来ると思います。
好き、やりたい!と言う思いだけではなく、それができる能力があるかどうかも、仕事選びには大切です。
好きだけでは、能力がないと採用されません。また、奇跡的に採用されたとしても、能力がないと続きません。
だから、好きなこと、できること。それが、得意なことならなおさら自分に向いている仕事だと思います。
結局、仕事選びは、自分自身を良く知るっていうことが大切なんですね。
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